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平成20年5月8日の茨城県沖地震に際しての緊急地震速報に関する
アンケート結果について

掲載日:平成20年6月6日

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概要

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平成20年5月8日(木)午前1時45分に茨城県沖でM7.0の地震が発生し、茨城県水戸市と栃木県茂木町でそれぞれ震度5弱の揺れが観測されたほか、関東地方を中心に北海道から近畿地方にかけて震度4〜1の揺れが観測されました。

気象庁は、この地震に対する緊急地震速報として、「高度利用者向け緊急地震速報」を震源に近い地震計で地震を検知(1時45分33.9秒)後、9.3秒の午前1時45分43.2秒の第1報に続き第9報までを順次発表しました。一方、地震動警報としてテレビ、ラジオでの放送を通じて広く周知される「一般向け緊急地震速報」は、気象庁から地震発生から約1分経経過後の午前1時46分32.2秒に発表されましたが、この情報は時間的に各地での実際の揺れの到達時刻には間に合いませんでした。

このような状況に鑑み、緊急地震速報利用者協議会では、各会員における今回の緊急地震速報(一般向け及び高度利用者向け)の利用状況についてのアンケートを行ないました。アンケートに回答のあった34会員の多くは、「高度利用者向け緊急地震速報」の利用者(直接の利用または契約者への情報の提供)でした。

アンケートの回答のなかでは、今回の「一般向け緊急地震速報」が揺れに間に合わなかった点に対して更なる改善を求めるとともに、今回の一般向け緊急地震速報のこのような状況が、緊急地震速報に対する信頼度を低下させ、緊急地震速報の普及に影響を与えることを懸念する声もありました。

一方で、警報の発表基準である複数の地震計の情報により予測した結果、ある地域の最大震度が5弱以上と見込まれた時点で気象庁から発表される「一般向け緊急地震速報」とは異なり、地震動予報としてマグニチュード3.5以上の地震、または1地点でも100ガル以上の揺れを検出したとき、もしくはある地域における最大震度が3以上の揺れを予測したときを発表基準としている「高度利用者向け緊急地震速報」は、地震検知直後から逐次発表されています。このことから、多くの会員または会員から提供を受けている利用者において、実際の揺れに先立って今回の緊急地震速報を入手・提供できたことから「高度利用者向け緊急地震速報」は有用であったとの声が複数件寄せられています。

また回答のなかでは気象庁への要望も寄せられていることから、緊急地震速報利用者協議会として今後、気象庁へこれらの要望事項等の提出を行う予定です。


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資料

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本件に関する問い合わせ先

〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-4
気象庁内 財団法人気象業務支援センター
緊急地震速報利用者協議会事務局 加藤芳夫
電話 03-3215-6110  E-mail : katou#jmbsc.or.jp
(お手数ですが  #  を  @  に変更してメールをしていただきますようお願いいたします。)


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